一人の夜はお母さんの事を思い出すのさ

ザコンだから。

でも悲しい事に思い出すのは悲しそうなお母さんばかり。

坂道を下りながら「お母さん悪性リンパ腫なんだって。」って電話で聞いた時から、私の中でお母さんとの時間はエンドレスリピートしている。

その前の思い出は、もちろん思い出せるけど全部散り散りになって一つの像を結ぶには何かが足りない。そんな感じ。

思い出すお母さんがいつも悲しそうだから、私はいつも後悔してしまう。

いつも我が儘言ってたなぁとか、もっと色々話をしたかったとか、医者になったところを見せたかったなぁとか。

 

生きていてもいなくても他人の本意なんて正確にはわからないので推測するしかないのだけれど、その人の声と話し方で、いいよって言ってもらえるだけでその推測がどれくらい正しかったかなんていう心配は全部吹き飛んで、一歩踏み出せるのだけどなぁみたいに思います。

 

おやすみなさい。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村